社会人の大学・大学院入試のための小論文の書き方を示した本。小論文の書き方や勉強法と、実際の小論文とその添削例が掲載されている。小論文の書き方を学ぶ上で参考となる本ではあるが、全般的に少し物足りない印象を受けた。 小論文の書き方では、日本語の使い方、小論文の構成法などが示されている。基本的な文書の書き方と心構えで終わってしまっており、受験対策本としての実用性と言う面を考えると、具体性に乏しく内容不足ではないかと思う。 実際の小論文と添削例では、著者が学院長を勤める青山IGC学院と言う社会人向...
実用的な転職ガイド。エンジャパンの監修と言うこともあって、インターネットを利用した転職活動について取り上げられている。インターネットを利用した転職活動、転職コンサルタント(エージェント)などは、僕が今まで読んできた転職ガイドではあまり取り上げられていなかったので、新鮮な印象を受けた。それ以外の、応募書類、面接、入社と退社などは他の転職ガイドでも取り上げられているようなことだと感じた。 この本を読んでみて、特に「なるほど」と、気づかされるようなことはあまり無かった。それは、僕が今まで何冊か転職...
何のためにMBA留学をするのか、MBA留学を実現させるための方法(予備校選び、TOEFL、GMAT、出願校選び、エッセー、推薦状、インタビューについてそれぞれの対策法)、そしてMBA留学をされた方のインタビュー、実際の留学先の学生生活の紹介などで構成されている。MBA留学を思い立ってから、学生生活を終えるまでが紹介されている。この本の著者はMBA留学は人生において素晴らしい体験だから、是非皆さんもチャレンジして欲しいと言うメッセージを伝えている。 この本を読んでみて感じたのは、「夢がある」と...
「勉強の仕方」というようなテーマの本は、高校生時に本屋で立ち読みしたくらいで、あまり読んだ事が無かった。このような勉強の仕方の本は、精神論のような事ばかりで、あまり実用的ではないのかなというイメージがあったのだが、実際にこの本を読んでみると結構、実用的だと言う印象を持った。ただし、この本で示されている勉強法で、「できれば、一日○時間くらいは〜したい」と言うように説明されている部分をすべて正直にやるのは、英語が専門の学生でもない限り、不可能ではないかなと感じた。 TOEFLでは、リスニング、リ...
20年前の自分の居る世界へのタイムスリップ。主人公以外にも、何人かの人間が一緒に20年前にタイムスリップする。それぞれが20年前の時代に心残りがあって、それぞれがその心残りをその時代で見つけて、解消していく。 主人公の鈴谷は、20年前の小学生時代の自分と一緒に生活をして、自分の今(過去の自分にとっての未来)をよりよいものへと変化させて行こうとする。子供の頃の憧れの和美姉ちゃんとも再会し、子供の頃にはわからなかった視点で、その過去をたどり、変化させていこうとする。そんな風にそれぞれの物語が描か...
AsteriskというオープンソースのIP-PBXソフトウェアを使って、お手軽にIP電話システムを作るという取り組みが解説されている。お手軽と言っても、Linuxの基本的な管理方法を知っていること、PBXにするためのPCが一台くらい余っているという条件がつく。しかし従来のPBXのイメージから考えれば随分とお手軽であることは確かで、LinuxがインストールされたPC、電話回線接続用のインターフェイスボード、SIP対応のIP電話機があれば、家庭でもPBXを構築することができる。実際、この本と出会う...
突然、現実の世界から現れた美少女「フィーナ」が主人公「柳斗」の彼女になると言いだし。フィーナは、柳斗の住む世界をゲームみたいなものと言い出し、挙げ句の果てに柳斗の家に一緒に住み始める。突然少女が現れて、一緒に住み始めると言う、まあ良くあるパターンの物語である。 前半は、柳斗の姉「かぐや」やフィーナの独特の(はた迷惑な)マイペースに、引きずられていく感じで進んでいくが、後半で柳斗を中心の物語展開にシフトする。このあたりは、メリハリが効いていて読みやすかった。また、ポンポンと流れるような展開で、...
前々から気にはなっていた本。僕自身がSE(ITエンジニアの一種)という職種であること、そして実際に職場でも「心の病」は蔓延していることがその理由。そして、この本では、ITエンジニアに「心の病」が多い原因や、具体的な疾患、予防法と治療法が書かれている。 まず最初に「心の病」が多い原因だが、マネジメントの問題が取り上げられている。ソフトウェア開発の現場に見られる人月単価での請負によって、ソフトウェアが生み出す価値は評価されずに働いた時間だけが評価され、残業すればするほど評価されるという問題。人件...
2005年9月4日夜の関東地方。東京都・神奈川県・埼玉県にかけて記録的な集中豪雨。住宅浸水の被害や、鉄道の遅れ、高速道路の通行止めなど、被害は大きい。そんな大雨の中、会社から家に帰ってきた僕が出会った小さな災難。服や靴がびしょ濡れ。鞄の中の本が雨でへろへろに。で、次に鞄から取り出したもの。手帳。これもまた、びしょ濡れ。ちなみに私が使っているのは、超整理手帳という折り本タイプの手帳。※ちなみに折り本とは、お経が書いてある本の様に、一枚の紙を折りたた...
「時代の流れに一番遅れてついて来るもの」の一つに「ルール」がある。物事のスタートは混沌、そこに少しずつ秩序が生まれる。生まれた秩序を守るために、「ルール」ができる。そこでよく言う言葉、「ルールは後からついてくるもの」。ところで、近頃「電気通信」関連の「ルール」が見直され、電気通信事業者の第一種、第二種の区分が無くなったり、電気通信設備の工事担任者の試験範囲が変わったりしている。その工事担任者を、僕は2000年に取得しているのだが、2...
会計の本ではあるが、簿記のような会計の仕組みが書かれた本ではなく、経営の視点から会計をとらえた本。例えば、財務諸表(B/S、P/L、キャッシュフロー計算書)をみて、その企業がどのような特徴を持っているのか、どのような考え方でビジネスを遂行しているのかを把握するためには何を見ればよいかが書かれていたりする。簿記の場合は、資産・資本・負債を算出するためにどのように積み上げていくかを学ぶことから考えれば、対照的だ。ただ、基本的な簿記の知識はあった方が理解しやすいとは感じた。改めてだが、やはり簿記もき...
「きゅうり」に妙にウケた。誰の仕業なのかというよりも、どうして「きゅうり」なのかということを、真剣に考えているあたりが、非常に馬鹿らしくてよい。いろいろな面で一巻目と同じ雰囲気の作品で読者を裏切らず、上手く型にはまっている印象を受けた。 表紙のイラストを見てもわかるかも知れないが、1巻では妹の小百合を、2巻では兄の一弥をメインに据えて物語が展開されている。小人のパウエルは主に、1巻では小百合の部屋で、2巻では一弥の学校で、行動する。1巻と2巻で、メインとする場面を変えることで、無理なく(1巻...
「身も蓋もないことを言うな」という結末かも知れない。人は狭い常識にとらわれていて、その常識に意味があるかどうかを振り返らない。この小説がそのようなメッセージを意図しているか否かはわからない。この小説は、メルヘンチックでおとぼけな感じの物語と説明すればよいのだろうか。読みやすい作品で、「勢いで押してるなぁ」と言うような感じも無く、落ち着いて読める作品だった。 物語の内容は題名の通り、「こびと」の話。こびとが人間(こびとから見ると巨人)の世界に来て、一緒に生活を送るというもの。こびとや巨人という...
ITは、ビジネスにおいて、電気・水道・ガスなどと同じように、必需品となった(コモディティ化した)。ITによって革新を起こして他の企業との差別化を行うことはできない。と言う主張が行われている本。この本の主張で最も誤解を招きそうな部分はITと言う用語の意味。この本では、「情報をデジタルの形で保存、処理、伝達する目的で使われるあらゆる技術」と定義し、具体的には、コンピュータ、ネットワーク、ストレージ、ソフトウェアなどを指している。 この本の主張をまとめると『ITはビジネスのインフラとなっており、ど...
ビジネスにおける考え方の教科書。演繹・帰納的思考、因果関係、構造的アプローチなどの手法が演習問題を交えながら解説されている。MBAマネジメント・ブックが解説ばかりであったのに対して、こちらの本は読みながらいろいろと考える練習をすることができるように構成されており、興味深く読み進める事ができた。 考え方の本というと自己啓発書のような本が思い浮かぶけれど、この本はそのような本とは一線を画していると思う。考え方が科学的・論理的であることに注意しながら、かつビジネスのスピードに対応できるように(本質...



