ソフトウェア開発の、特に個人レベルで実施するプログラミングにおける品質改善の方法が示されている。考え方は、コーディング・レビュー・テストの各工程の所要時間・発見欠陥数をきちんと記録すると、より前工程で欠陥を発見した方が開発全体の所要時間を短縮でき、経済的で高品質なソフトウェアを開発できるということ。ソフトウェア工学の世界では極めて当たり前に言われていることだが、この本ではそれを方法論として具体的に取り上げ、実際にどのように計測していくかに重点が置かれている。 実際に一人一人がこのような方法を...
クレジットカードは身近なものでそんなに知らないことは多くないかなと思っていたが、この本を読んでみると全くと言っていいほど知らないことばかりだったと言うことに気づかされた。銀行系のJCB、三井住友カード、DC、UC。信販系の日本信販、オリコ。消費者金融の武富士、アコム。出てくる名前はほとんど聞いたことがあるが、実際に、それぞれの会社がどのような生い立ちなのかということや、そもそもの業界の成り立ちなどは全く知らなかった。 そもそもこの本を読もうと思ったきっかけは、近年のインターネットを用いた販売...
最近いろいろと業界本を読んでいるのだが、コンサル業界の本はこれで二冊目。一つの業界を複数の本で読んでみると、結構とらえ方が違うのがわかる。業界の生い立ちや現状をだいたい把握するのであれば一冊読めば十分と思うが、複数の本を読むからこそ見えてくるものは確かにあると感じた。 特にこの本で特徴的と感じたのは、コンサル業界が取り組むべきテーマについて上げている点。具体的には、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、IT家電、燃料電池、コンテンツ市場、ロボット市場が上げられている。もちろん、これ...
大学生の頃から経営学には関心があり、もちろんMBAにも興味はあった。MBAというと欧州や米国への留学をテーマにした情報が多い中で国内の大学院でのMBA取得のガイドブックということで手にとって読んでみた。平成14年に出版された本という事でちょっと情報が古いが、国内の大学院でMBAを取得するということも十分有意義な事であると感じる事ができた。 実際に国内の大学院で、仕事続けながらMBAを取得するとなると、夜間や土日に講義を受けることになる。そうなると、定時に退社して大学院で講義を受けて、終わった...
物流というと、宅配便のような身近なもののイメージはあったが、この本を読んでみて物流業界の幅広さが見えてきたように思う。また他の業界と同じように、物流業界の中でも相互進出が行われており、名前を良く聞く会社の本業が何かを知ることができた。日本通運の通運とは鉄道貨物、日本郵船の船舶貨物、ヤマト運輸はトラックによる陸運。やはり、もともと抱いていたイメージ通りトラックによる物流が多いということが分かったが、船舶・鉄道の物流も環境面から見直されていることも改めて知ることができた。また、営業用トラックによる...
デロイトトーマツコンサルティング(現アビームコンサルティング)によるコンサルティングの入門書。中身を読んでみて、ひょっとしてこの本はアビームコンサルティングで実際に新人の教育のために使用されているのでは無いのだろうかという印象を持った。 内容は、コンサルティングスキル、ビジネスナレッジとITスキルの三本柱で構成されておりバランスよくコンサルタントに必要な基本的な知識が書かれている。それぞれの項目はとても基本的なもので、各項目の詳細な内容を学ぶための足がかりとなる事を意識して書かれている印象を...
最近ネットショップなどに関心があり、アマゾンについて詳しく知りたいなと思いこの本を購入した。しかし、副題にもあるとおり、この本はあくまでもアマゾンの日本における展開に話の中心がおかれている。また、アマゾンという企業を客観的に分析した本でもなく、著者がアマゾン・ジャパンの中でどんな仕事をどんな気持ちで取り組んだか、という事が書かれている。この本を手に取った本来の目的に合致する内容では無いのだが、非常に興味を持てる内容だった。 この本の中で特に印象に残った部分が「立ち上げの日」。日本でアマゾンを...
コンサルティング業界というと、戦略系や会計・IT系のコンサルティングファームを思い浮かべるが、この本で取り上げられているコンサルティング業界では、SIerなども含まれているので、対象とする範囲が広いように感じた。とはいうものの、やはりメインは、戦略系や会計・IT系のコンサルティングファーム。例に漏れず、コンサルティング業界は実力主義だ、というような説明がなされている。 読んでいて特に面白いと感じた部分が、コンサルタントの採用面接で突然、「都内にあるガソリンスタンドはいくつ?」というような質問...
東北楽天ゴールデンイーグルスが、プロ野球に参入する事になったことが大きな原因だとは思うが、また楽天に関する書籍が出版されたようだ。近所の本やで平積みになっていたので早速買ってみた。 内容は、以前読んだ「楽天の研究」と重複も多く、新しい発見は多くはなかった。ただ、こちらの書籍は楽天だけでなく、三木谷氏に視点をおいていることもあって、彼がいかにして人脈を形成してきたのが記されている。2000年頃のITバブルに踊った起業家達とは一歩距離を置き、礼儀正しさや交渉力が財界との人的ネットワークに一役買っ...
この本で言うところのECとは、電子商取引(Electronic Commerce)だけでは、電子コミュニケーション全般を対象としている。なのでこの本には、電子的なコミュニケーションを行う上で必要なことである知識やモラル、コミュニケーションの手段や形態としては、電子商取引以外に、電子メール、Webサイトなどにも言及されている。私がこの本を手に取った理由が電子商取引の知識を深めたいということだったので、期待した内容ではなく、物足りなかった。この書籍の内容自体は、電子的なコミュニケーションの基本的な...
派手なうたい文句の多いアフィリエイト本だが、このほんのタイトルも例に漏れず、月5万円という結構な金額をうたっている(月5万円といえば、年間では 60万円にもなる)。アフィリエイトで稼ぐというのはなかなか難しいことで、かなり手間がかかることだと思う。Webサイト作りが楽しく感じられない人にとっては、年間60万円では割に合わない仕事だと思う。と、後ろ向きの姿勢を書いてみたが、Webサイトを作る事が楽しいのであれば、リスクも少ないアフィリエイトとというのは良い選択肢ではないかと思う。 アフィリエイ...
小売業を中心として流通業についての今が描かれている。この本を読もうと思ったのは、流通業界についての理解を深めようと言うのが動機だが、業界知識や基礎という意味では満足できる程の内容だったとは思えない。ただ、流通業界の現在についてはいろいろなことを知る事ができた。自分自身が街で見かける小売業が行っているサービスが行われている理由などを知ることもできた。 流通業界と言えば、数年前からダイエーとイトーヨーカ堂の比較が定番とイメージが強いが、実際にこの本を読んでみるとイオン、ウォルマート、ドン・キホー...
「片づけ方」という部分がノウハウ本っぽい印象を受けるが、どちらかといえば自己啓発書。オフィス・自宅・鞄の中・パソコンの中から頭の中まで、ぐちゃぐちゃしていることをすっきりさせるにはどうすればよいでしょう?という命題に対しての答えを割と精神論で書かれている。物を片づける為には、捨てることが必要だが、捨てる決断をするのは大変なこと、その決断をどのようにすればよいか。内容は読まずに、締切が過ぎているか否かで判断をする。一つ一つの書類で判断するのではなく、書類のまとまりで判断する。という知恵が記されて...
アクセンチュア、非常に有名な会社で頭脳集団というイメージが強い。この本では、そのアクセンチュアがどの方向を向かってビジネスを行ってきたのか、その強さの理由について描かれている。前者の答えは、戦略コンサルだけでは無く、その提案を実行に移すところまで責任をとる・リスクを負うビジネスを行うこと。後者の答えは、ナリッジ・エクスチェンジと呼ばれる、全世界のアクセンチュア社員を結ぶナリッジ・マネジメントシステムを活用すること、そして他社から引き抜かれる程の人材を育て上げること。 ひとことで言ってしまえば...



