最近いろいろと業界本を読んでいるのだが、コンサル業界の本はこれで二冊目。一つの業界を複数の本で読んでみると、結構とらえ方が違うのがわかる。業界の生い立ちや現状をだいたい把握するのであれば一冊読めば十分と思うが、複数の本を読むからこそ見えてくるものは確かにあると感じた。
 特にこの本で特徴的と感じたのは、コンサル業界が取り組むべきテーマについて上げている点。具体的には、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、IT家電、燃料電池、コンテンツ市場、ロボット市場が上げられている。もちろん、これらはコンサル業界が取り組むべきテーマのホンの一端でしかないと思うが、それらのテーマにコンサルタントがどのように取り組んでいく必要があるのかについて考察されている点は非常に関心を持つことができた。