文学研究会の春合宿の企画の読書会で行うというので急いで読んだ。脛に<かいわれ大根>が生えるだとか、自走式のベッドだとか、やりたい放題のことが出てきたのだが、面白いかと問われるとはっきり言って面白いとは言えないと思った。ユーモラスといえばユーモラスなのだろうが、解説にあったように「鏡の国のアリス」に例えるのはルイス・キャロルに失礼なのではないのだろうかと思う。すいすいとテンポよく読める小説ではあった。