この間で一番衝撃的だったシーンは、パムがザーダックを食うシーンだった。このシーンに挿し絵があるのは非常にわかるが、これだけ衝撃があるのならあえて挿し絵はしてほしくなかった。それからこの巻全体から感じたけれど、伏線が張られるということはあまりなくて、エル・トパックがでてきたことやムルトが干渉してきたことなどの今まで伏線になっていたことがだんだん解けていくという感じを受けた。イルダーナフの言うところに、カイルロッドが強くなるということに「自身が手を汚し墜ちていくこと」を挙げていたがそれには少し納得できない。自分が墜ちるよりも強く人を引き上げることではないだろうか。