カイルロッドに降りかかる災厄をつれて回るような、悲劇に対して良く屈しないなぁと思う反面、最後に影の自分を見逃してしまうあたりは、やはり甘すぎると感じる。しかし、この性格がこの話を彩っていて面白くしているのはわかる。こんな性格だから、イルダーナフが愛想を尽かして去ってしまうのは当然だと思う。が、なんだかいつか再登場するだろうなぁと感じさせるのは、イルダーナフのキャラクター性の強さからだろうか。それから、イルダーナフが居なかったらこれから先の話はどうなるのだろうかという不安のような物を感じた。