この話の頭の方でハイドとジーキルが現れたときは、読んでいる僕の感情としてハイドはいやな奴なんだなあと感じて、ジーキルに関しては、なんだかよく解らない人物だと言うくらいしか感じなかった。しかし、読み進めていくうちにジーキルは偉大な科学者と解った。けれど、いったいどんな科学者なのかはあやふやなまま、ジーキルとハイドが同一人物と言うところにまで達してしまった。読んでみた感想としてはよく解らなかった反面、非常に引き込まれたと言うところだろうか。僕自身ジーキルのように、自分とちがう人格の自分になって暴れてみたいという気持ちはどこかに持っているから。