時折悲しい心持ちが来る
詩人は空気中に漂泊する
その感情を受け止めた
そして言葉の中に散りばめた
遠くの方で泣いていた
詩人の耳の傍で泣いていた
それにつられて泣いていた
いつも詩っていた
そしてそれだった