以下のエントリのupdateです。

Boothの売上・入金をMoneyForward確定申告・会計に記帳する手順 | takemikami.com
https://takemikami.com/2021/03/26/BoothMoneyForward.html

以前の手順ではPythonでBoothのサイトをスクレイピングしていたのですが、
Boothから「売上管理CSV」というものがダウンロード出来るようになっていたので、
これを使って、システム屋で無くても対応出来る手順をまとめました。

「Booth売上管理CSV」を「MoneyForward仕訳インポートCSV」に変換するため、
今回、以下のツールを作りました。

Booth売上管理CSV → MoneyForward仕訳CSV
https://takemikami.github.io/booth2mf/

それでは、以下の順に手順を説明していきます。

  • 売上データのインポート手順
  • 入金データの仕訳 (以前の手順と同じですが再掲します)

売上データのインポート手順

売上・決済手数料の仕訳をします。

作成したい仕訳

作成したい仕訳は次のような仕訳です。
売上・決済手数料を記録して、差し引きした受取金額を売掛金とします。

借方貸方
売掛金¥受取金額売上高¥売上金
支払手数料¥決済手数料

手順

作成したい仕訳の元になるデータは、
Boothのショップ管理画面からダウンロード出来ます。
具体的には次の画面からダウンロードします。

売上管理CSV一覧 | Booth
https://manage.booth.pm/sales/csv_requests

以下のツールを開きます。

Booth売上管理CSV → MoneyForward仕訳CSV
https://takemikami.github.io/booth2mf/

「①消費税の設定」で、売上高・手数料の消費税の区分を指定します。

MoneyForward会計で補助科目を指定している場合は、
「②補助科目の設定」で、売上高・売掛金の補助科目を指定します。

「③売上ファイルの指定」では、
Boothからダウンロードした「sales_*****.csv」という感じの名前のファイルを指定します。

「④インポートデータの作成」で、
「仕訳インポートデータ作成」ボタンを押すと、
下側の表にMoneyForward用の仕訳インポートデータ表示されます。
「EXPORT」からCSVファイルを出力します。

MoneyFoward会計を開いて、
左側メニュー:会計帳簿 → 仕訳帳 → 検索フォーム下ボタン:インポート → 仕訳帳と選び、
「仕訳帳(CSVファイル)のインポート」で、
「EXPORT」から出力したファイルを指定してインポートすればOKです。

入金データの仕訳

入金・振込手数料の仕訳をします。

作成したい仕訳

作成したい仕訳は次のような仕訳です。
入金額に振込手数料を加えて、売掛金を消し込みます。

借方貸方
普通預金¥入金額売掛金¥受取金額
支払手数料¥振込手数料

手順

この仕訳は、
MoneyForwardとBoothの入金先の預金口座が連携されていれば、
「複合仕訳ルール」で作成することが出来ます。

MoneyFoward会計を開いて、
左側メニュー:自動で仕訳 → 連携サービスから入力 → 画面右側のリンク:自動仕訳ルール と選び、
「複合自動仕訳ルール」タブに切り替えた後、「+仕訳ルール新規作成」ボタンを押します。

仕訳ルールの新規作成画面で、次のような2つのルールを作成します。
補助科目・税区分や明細の一致条件は、必要に応じて修正して下さい。

手数料200円

手数料300円

2つのルールを作成する理由は、
30,000円を基準に、Boothの振込手数料が変わるためです。

振込手数料はどのようにして決まりますか? | Boothヘルプセンター https://booth.pixiv.help/hc/ja/articles/231284808-%E6%8C%AF%E8%BE%BC%E6%89%8B%E6%95%B0%E6%96%99%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%AE%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%A6%E6%B1%BA%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B-

入金額は預金口座との連携から、手数料は金額の条件から分かるので、
そこから消し込む売掛金の金額が、自動仕訳ルールで計算できます。
あとは、入金後に、連携サービスから入力のところでボタンを押すだけになります。

以上。