求人広告などでよく見かける言葉に「コミュニケーション能力のある方」というのがある。
求人する側の立場で考えると、コミュニケーション能力のある人が欲しいという気持ちは非常によくわかる。作業指示内容の理解という面では、どこ範囲までわかっていて、何がわからないかを伝える力は武器になる。また、お客様と接する場面でスムーズにコミュニケーションを行うことができれば素晴らしい。


しかし、どういった人が、コミュニケーション能力があるって言えるのだろうか?
求人広告一つをとっても、具体性が無く、どのようなコミュニケーション能力が求められているのかがわからない。
英語力などを例にあげると、「英語での日常会話が可能な方」のような具体性のある表現がなされている。
しかし僕は、コミュニケーション能力についての具体性のある表現を見たことが無い。


「どのようなコミュニケーション能力が求められるか」について具体性のある表現を考えてみた。


・物事を順序立てて話すことができる方
・抽象的な物事を図示し、説明することができる方
・商品の特徴を、お客様の利用場面にあわせて説明できる方
・クレームに対して冷静に対応することができる方
・お子様の視点にあわせた会話ができる方
・お得意様に継続的でこまめな連絡ができる方
・他人に対して、きめ細かな気配りができる方
・・・・・


結構、いろんなことが考えられる。
こんなことを考えていると、一体「コミュニケーション能力のある方」って何者?
って思ったりした。


僕自信は、コミュニケーション能力には自信があったのだが、こんな風に考えていくと、まだまだいろいろな観点で勉強していかなければならないのかなぁという気がした。


そこで、以下のような疑問。
・コミュニケーション能力ってどうやって勉強したらいいの?
・その達成度をどうやって測ったらいいの?


で、発見したのが「eコミュニケーション検定」。
プロジェクト・マネジメント能力、CRM&マーケティング能力、プレゼンテーション能力の3つの能力について、カリキュラムと検定試験を実施しているということらしい。


eコミュニケーション検定
 http://www.e-ken.gr.jp/


私の身につけたいコミュニケーション能力にマッチしているか否かは、公式テキストを購入・一読してから判断しなければならない。
ただ、コミュニケーション能力という雲をつかむようなスキルを体系的なカリキュラムにして、検定試験という形で達成度を測ろうという試みがおこなわれているのだな。ということが、大きな発見。