女性が好んでよく使う言葉に「かわいい」という言葉がありますが、よく間違えた使われ方をしているような気がしてなりません。ここで、ちょっと「かわいい」という言葉を調べてみると「(1)小さくて愛らしい。(2)強く愛している。」(テグレット光の辞典版「清水新国語辞典」より)という意味らしいです。そのように考えて、実際に女性が目にした物を片っ端から「かわいい」と呼んでいるのを横目で見ていると、絶対に言葉の使い方を間違えていると感じざるを得ないことが多々あります。
 で、もっと詳しい(分厚い)辞書を開いて「かわいい」という言葉を調べてみると、「かわいい」という言葉には哀れみの意味があるらしいんですね。それではそういった意味があることを頭の中に置いて、女性が「かわいい」という言葉を使っているのを横目で見ていると・・・、女って怖いですね。
 さて、「かわいい」という言葉が、「美しい」「きれい」などの言葉ともっとも異なる点は、「(1)小さくて愛らしい。」の「小さくて」の部分。「小さい」ということは、この言葉は自分よりも目下であったり、力が弱かったりする人・物に対して使う言葉ととらえることができるでしょう。だから、男の子は「かわいい」と言われるのを嫌がるのでしょう。そして、そういったところからも「かわいい」という言葉に、哀れみの意味が含まれることが感じられるのではないでしょうか?
 まぁ、時代と共に言葉の意味は変わってきますから、女性の方々が哀れみの意味で「かわいい」という言葉を使っているわけではないと・・・・・、信じたいですね。