この白に詩を詠む
真白という零は
僕の加算を
そのままに受け止めて
僕の詩をそこに生み出す
湿気の多いこの季節
この紙はなんだか
へろへろしている
そうだね
この真白は
僕の詩も
空気中の水分も
同じように
ぐっと受け止めているんだね