いよいよ、銀英伝も半分を読み終えた。この巻は、ヤンとラインハルトの直接対決があって、大きな山場を持った巻だ。この話の中を読み進めてきて、ヤンにもラインハルトにも思い入れがあったので、どちらが負けてしまっても寂しいと思って読んでいたが、読み終えたときにはどちらも負けていたので、変な気もするが寂しいながらも満足した。ヤンとラインハルトが、直接話をしているシーンは、何とも言えない雰囲気を持っていた。あれだけの戦争の後なのに、旧友のように話している印象を受けた。
 五巻目になって初めて、作者のあとがきという物があった。作者の声が直接聞けるという物はやっぱり面白い物だなと改めて感じた。