このエントリでは、Windows上でEclipse4.3を使用し、
Spring MVCによるウェブアプリケーション開発を試す流れを説明します。

ここでは、Eclipseのバージョンは以下を使用します。
・Eclipse IDE for Java EE Developers 4.3.1 (Kepler)

以下の説明は、Java/Eclipseはセットアップ済みの前提で進めます。

Spring Tool Suite for Eclipseのセットアップ

Eclipseを起動したら、
以下のページにある「Install」アイコンをEclipseのウィンドウにドロップします。
# 利用しているEclipseのバージョンが異なる場合は、
# marketplaceから適切なものを探して利用します。

Spring Tool Suite (STS) for Eclipse Kepler (4.3) 3.4.0.RELEASE | eclipse marketplace
http://marketplace.eclipse.org/content/spring-tool-suite-sts-eclipse-kepler-43#.UuC_ytKAbDd

ドロップ後、しばらくすると以下のダイアログが表示されるので、
指示に従いセットアップを行います。

springMVC01

Tomcatのセットアップ

以下のサイトからtomcatをダウンロードします。

Apache Tomcat
 http://tomcat.apache.org/
 →Download - Tomcat7.0
 →Binary Distributions - Core zip
ファイル名:apache-tomcat-7.0.50.zip

ダウンロードしたファイルを適当なディレクトリに展開します。
ここでは、
Eclipseディレクトリの直下に展開、することにします。
 tomcat: .../eclipse/apache-tomcat-7.0.50

次に、eclipseにtomcatの設定を追加します。

Window → PreferencesメニューからPreferencesダイアログを開き、
左側メニューから Server → Runtime Environment を選びます。

springMVC02

「Add…」を押下します。

springMVC03

「Apache Tomcat7」を選び、「Next >」を押下します。

springMVC04

「Tomcat Installation Directory」にtomcatを展開したディレクトリを指定し、
(ここでの説明通りであれば「.../eclipse/apache-tomcat-7.0.50」)
「Finish」を押下します。

「OK」を押下して、「Preferences」も閉じます。

EclipseでのSpringMVCプロジェクト作成

File → New → Project... メニューを選択し、
New Projectダイアログで「Spring Project」を選び、「Next>」を押下します。

springMVC05

「Spring Project」ダイアログで以下を指定し、「Next>」を押下します。
Project: プロジェクトの名称(ここでは springmvcsample とします)
Templates: Spring MVC Project

springMVC06

トップレベルパッケージ名を指定し、「Finish」を押下します。
ここでは、com.takemikami.springmvcsample とします。

springMVC07

「Java EE」perspectiveを開いて、PojectExploererを確認すると、
以下のようなプロジェクトが作成されているはずです。

springMVC08

SpringMVCプロジェクトの動作確認

次に、作成したプロジェクトのコンテキストメニューから、
Run As → Run On Server を選択します。

Run On Serverダイアログが表示されるので、
「Tomcat v7.0 Server」を選び、「Finish」を押下します。

springMVC09

しばらくすると、
Eclipse内でブラウザが開き、以下のような画面が表示されます。

springMVC10

この画面は、以下のコードが実行された結果です。

コントローラー:
 src/main/java/com/takemikami/springmvcsample/HomeController.java
ビュー:
 src/main/webapp/WEB-INF/views/home.jsp

ここまでで、開発環境はできたので、
このコントローラやビューを真似て、機能実装を行っていけばよいと思います。