EC2のEBS上で、
大きいgzファイルの一時的な圧縮展開やログファイルの蓄積の影響で、
ディスクを容量を圧迫することがあったので、調べてみると、
そのニーズにあいそうな「Ephemeral Disk」というものがあったので、
使ってみることにしました。

<参考資料>
AWS上で使えるストレージ十番勝負
 http://www.slideshare.net/c95029/aws-20829943

「Ephemeral Disk」とは、インスタンス停止でデータが消去される、
揮発性のディスクで、
主に、一時ファイルを格納するために使うストレージになります。
インスタンスタイプ毎に利用可否・使用できる数などが異なるので、
以下の参考資料で確認して下さい。
インスタンスタイプによってはSSDも利用可能みたいです。

<参考資料>
Amazon EC2 Instance Store
 http://docs.aws.amazon.com/AWSEC2/latest/UserGuide/InstanceStorage.html

以下に、私が試した設定の手順をしめします。

AWS/EC2のコンソールでWizardに従ってインスタンスを起動する際、
「Storage Device Configuration」という画面があるのですが、
ここで右下の「Edit」を押下すると、次のような画面になります。

ここで、「Instance Store Volume」タブを選んで、
「+Add」ボタンを押すとインスタンスにEphemeral Diskを追加します。
# インスタンスタイプ「m1.small」で試していて、
# 管理画面上では4台追加できてしまい、
# 「?」と思ってたのですが、起動して確認すると1台でしたww

ここからの手順は、CentOS6.4で実施したものです。

インスタンスを起動した後、
SSHでログインし、以下のコマンドでデバイスを確認します。

$ sudo ls -la /dev
※省略※
brw-rw----.  1 root disk    202,  80 2013-09-26 04:11 xvdf
※省略※

# sdbに追加した場合です。

以下のコマンドで、ストレージをフォーマットします。

$ sudo mkfs.ext4 /dev/xvdf

以下のコマンドで、ストレージをマウントします。

$ sudo mkdir /mnt/vol00
$ sudo mount /dev/xvdf /mnt/vol00

以上で、Ephemeral Diskを使う準備が整いました。

後は、インスタンスを停止→起動した時のために、
rc.localに以下のような内容を追加して、
フォーマットとマウントすれば、良いかと思います。

mkfs.ext4 /dev/xvdf
mount /dev/xvdf /mnt/vol00

m1.smallインスタンスでも160GBの容量があるので、
一時ファイル(中間ファイル、キャッシュ、ログなど)は、
どんどんこの領域に移していけば、良さそうですね。