近頃、「草食男子」という言葉が流行っているようだが、
最近は、この言葉が元々の意味と異なる意味で使われているように思う。


僕は、本来「草食男子」とは、
恋愛に積極的ではないイマドキの男性という意味だと考えている。
細かく言えば、
女性に興味が無い訳でも無く、
女性から恋愛対象に見なされないようなタイプでも無く、
きちんと恋愛経験もあるが、積極的ではない男性。という説明になる。
# 要するにガツガツしていない男性ということ。
# 補足的に、繊細で優しいなどの特徴が言われることも多い。
# 一時期言われた、中性的な男性というものの延長と言えなくも無い。


そんな「草食男子」だが、
最近は、婚活ブームと抱き合わせで使われ、
「女性をリードできない奴、(その結果、結婚できない駄目な奴)」
というニュアンスで使われているケースを見かける。


本来の草食男子は、
女性をリードしないわけでも、駄目な奴でもないと思うのだが。
ガツガツしなくても恋愛経験があるような男性、
逆に言えば、女性からアプローチを受けることが多い男性ということなので、
どちらかというとイケメンが多いのではないかとすら思う。


と、こんなことを考えていて既視感を覚えた。
これって、一昔前の「負け犬」と同じではないか。


僕は、「負け犬」という言葉は、
結婚に興味が無い訳ではないが、独身生活を謳歌している30代以上の独身女性
という意味だと思っているが。


この言葉も、単に結婚できなかった駄目な女性
というニュアンスで、使われているケースがあったと記憶している。


「負け犬」に対して「勝ち犬」という言葉が作られたように、
「草食男子」に対して「肉食女子」という言葉が作られているのも、
なんだか、似ているなと思った。


そんなことを考えている僕は、
どっちかと言うと草食男子だと思う。
別に、自分がイケメンだとは言わないが ^^;