友人とこれからどんな仕事をしていきたいかなどを話している時、
よく冗談で「隠居したい」なんてことを言っている。


友人と僕のイメージでは、
村一番の知恵者として、村人たちに頼られる存在。
村人たちが解決できない問題が起こった際に、
「そうだ、ご隠居に聞いてみよう」という感じで、
村人たちが、ご隠居の元に相談にくる。
そんな存在として、余生を過ごしていくイメージだ。


そんな昔話のようなご隠居は、現代に存在できるのだろうか?


身の回りを見渡して見ると、
残念ながら、尊敬できる年上の人というのは滅多にいない。
組織の中の年寄りは、
古い考え方に縛られている厄介者になっているケースも多い。
とても村人たち(=若い人たち)に頼られる存在ではない。


これは現代社会の変化が激しいこと、
それから、複雑になっていることが原因だと考えている。


そんな現代社会で隠居するには
(=若い人たちから頼られる存在になるには)どうすればよいか?


現代社会は、複雑なこと、変化することが多いが、
普遍的な要素も多い、そういった物事の本質を理解して、
村人たち(=若い人たち)と、
きちんとコミュニケーションをとることが重要なのではないか。


友人と僕の隠居願望(?)からふと、そんなことを考えた。