「『おしゃれ』と言うものは、
 おしゃれをしようと思ってした時点で、
 それはもう、『おしゃれ』ではない。


 自分が好きなもの、気に入ったものを身に着けたり、
 自分がしたい事をしていて、
 それを、他人が見た時に『おしゃれ』だと感じるような様子が
 『おしゃれ』なのではないか」


というような僕の持論を語ってみたら、
所ジョージっぽい発想だね、と言われた。


言われた時は、正直、ピンと来なかった。


少し考えてみたら所ジョージは、
周りの目をいちいち気にせず、
自分が好きな事をやっている感じがある。
客観的に見て、それをセンスが良いと感じる人も多そうだ。


なるほど、所ジョージっぽい発想かもしれないと感じた。


この考え方を整理してみると、ポイントは2つ。
・周りの目をいちいち気にしない
・客観的に見てセンスが良い


1つ目の、周りの目をいちいち気にしないというのは、
実際、誰でも「おじさん」や「おばさん」に成れば達成できる。
# 若い人から見れば、
# この点が、気取らずにおしゃれが出来ているように見え、
# とても格好良く見えるのだと思う。


2つ目の、客観的に見てセンスが良いというのが、
誰にでも出来ることではない、と思うのだ。
このセンスの有無が、
格好良いおじさんか、
ただの(周りの目を気にしない、恥ずかしい)おじさんかの、
分かれ目になるのではないかなぁと思う。


僕に、2つ目のセンスはあるのだろうか?


ただ一つ確実に言えるのは、
冒頭のような持論を持つ時点で、
僕が、一歩一歩「おじさん」の階段を上がっているんだという事。