以前、「メイクアップとハイビジョン」というエントリで、
ハイビジョンだと「女優の歳がわかる」という話題に触れた。
 http://t-mikami.net/diary/2007/03/post_72.html


その後、(偶然に)以下のような装置をがあることを知った。


「お肌」の歳を自在に変える魔法の装置 ハイビジョン『Eメイク』
 http://www.nhk.or.jp/strl/open2001/tenji/id17/index.html


これは、ハイビジョンカメラで撮影した「お肌」を、
「若返り」から「老け」まで変換する映像処理装置なのだそうだ。
時代劇で同じ俳優が「青年時代」や「老年時代」を演じる場合に、
実メイクでその年齢を表現しなくとも、
映像処理のメイクでその年齢を表現してしまうことができるのだとか。
しかも、この映像処理はリアルタイムに行われ、生番組でもOK。


本来の目的とは違うのかもしれないけれど、
これは、女優の歳がわからないように、という目的にも活用できそうだ。


でも、この装置が多様されてしまうと、
以前の「メイクアップとハイビジョン」エントリで主張した、
「ハイビジョンで、女優がより打つくし見えるように、
 メイクアップの技術が進歩していく」
ということは成り立たなくなってしまうかも。


でも、きっと大丈夫。
やっぱり、メイクアップの技術も進歩していくと思う。


この「Eメイク」は、
2001年の「NHK放送技術研究所」の技術公開で紹介されたようだが、
その「NHK放送技術研究所」は、
今のデジタル放送のハイビジョンよりさらに進んだ、
「スーパーハイビジョン」の研究を進めている。


例え「Eメイク」という技術が出てきても、
高画質化の方もそれに負けずに進んでいく。
やっぱり、メイクアップの技術も進歩していくと思う。


もちろん「Eメイク」のような技術も、さらに進歩していく。