近年のアニメのテーマ曲は、ワンクールごとなど、頻繁に変わることが多い。


アニメのテーマ曲というものは、ずっと変わらないものが多かったが、
最近のアニメは、テーマ曲を頻繁に変更することで、
レコード会社の協力を得ることに成功している。
テーマ曲を頻繁に変更した方が、定期的なレコードの売上につなげやすいからだ。


僕は、近年のテーマ曲を頻繁に変更する流れを作ったアニメは、
よみうりテレビの「名探偵コナン」では、ないだろうかと思う。
実際にこのアニメは人気もあるし、テーマ曲の売上も悪くないと思う。


このように、
アニメはテーマ曲を頻繁に変更することでレコード会社の協力を得る。
レコード会社は、アニメのテーマ曲の変更で売上を確保する。
これは、Win-Winの関係が築けている、
よいビジネスのモデルと言ってよいだろう。


このような手法は、最近よく目にするようになった手法だが、
実は、ずっと以前に同じ手法を行っていたアニメが存在する。


それはフジテレビの「ハイスクール!奇面組」だ。


ハイスクール!奇面組のテーマ曲は、当時人気のあったアイドルグループの
「おニャン子クラブ うしろゆびさされ組」が歌っていたが、
この番組でも、テーマ曲が頻繁に変更されていた。
こちらも、アニメ、テーマ曲ともにヒットし成功している。


若干、状況は違うにしても、これらは似たビジネスモデルだと思う。


よいビジネスモデルというものを考える時、
ものすごい発想力などをもたなくても、
過去の事例から、よいビジネスのモデルを拾ってくる、
ということをしてやることで、よいヒントが得られるのではないかな?


なんてことを。ふと、思ったりした。