お題を頂きました。
「イカ」「少女」「いちご大福」です。


何のお題かというと、小説のお題。
以上にあげた3つのお題を使って、小説を書くというものです。
# ちなみに、三題噺というのは、もともと落語の世界の言葉で、
# 寄席に来ているお客さんから3つお題をもらって、
# 即興で落語を作り上げるというパフォーマンスのことです。


大学の時に文芸部に所属していた割には、
このような企画で小説を書いたことが無い。
という訳で、三題噺は今回初挑戦という事になり、
書き上げたのが、次の作品です。


端っこのヒーロー
 http://t-mikami.net/lit/novel/2006/2006081501.html


お題をもらっていたのは、6月くらいだったので、
随分のんびりと書いていたことになります。
時間がかかった割には、
上手く3つのお題を使えなかったなと言う感じがしています。


ところがお題をもらった時は、簡単なお題だなぁと思ったものです。
「少女」などという要素を使う時点で、
物語としては「何でも有り」になってしまうのではないか?
小説の世界では、「少女」が出てきたら、いくら夢見てもOKな訳です。


どうせなら、「イカ」「紳士」「いちご大福」というお題の方が、
要素の構成として意外性があって面白いのではないかと。
夢見る少女は抵抗がなくても、夢見る紳士はちょっと抵抗があるはずだからです。


頂いたお題に対して、このような事を愚痴っていましたが、
小説として書いてしまった後は、謙虚にしておこうと思いました。
# どうも、3つのお題を上手く使えていない感じがするので。