純文学とライトノベルって似たようなものだ。
これに、漫画やアニメを加えてもいい。
テレビゲームを加えてもいい。


えっ?


と、思う人も居るかも知れない。
僕自身も、純文学とライトノベルは正反対に位置すると思っていた。


少し考えてみると、
純文学とライトノベルって似たようなものだと言うことに気づく。


純文学の反対にあるものは、エンターテイメント小説。
ライトノベルの反対にあるものは、エンターテイメント小説。
反対の反対は、似たようなもの。


ちょっと乱暴すぎるか。


ライトノベルを読むのは若い人。
純文学を読むのは若い人。


それでも納得できないだろうか?


純文学やライトノベルで描かれているもの。
エンターテイメント小説で描かれないもの。
それは、青臭い人間の姿なのではないだろうか?


純文学やライトノベルで描かれる人間は、
物事にたちむかって真剣に考える、
時に、困難に打ち勝って成長する。
漫画、アニメ、テレビゲームにも良く描かれる。


逆に、エンターテイメント小説と呼ばれるものには、
そのようなものは描かれない。
そもそも、そのような真剣に物事を考えている人間の姿などを描かれると
重苦しくてエンターテイメントにならない。


それに大人は、
そんな青臭い人間の姿に共感できなくなってしまっている。
青春の1ページに描かれるような、青臭い人間の姿には。