『情報システムの品質を上げる必要がある。』
僕はそう思う。


この問題は非常に重要な問題であるにも関わらず、
なかなかこの問題に取り組むことを企業の利益に繋ぐ事が難しいようだ。


少なくとも僕は、情報システムの品質を上げることに積極的に
取り組んでいる企業を聞いたことがない。


が、逆を考えると、品質が悪いことは不利益に直結する。
だから、最低でも、リスク回避という意味で、
情報システムの品質を上げる取り組みを行う必要はある。


と言う、あるべき論はこれくらいにしておいて。


僕は『情報システムの品質を上げたい』と思う。
SEである僕自身が構築に携わるシステムの品質だけでなく、
できれば、世の中にある全ての情報システムの品質を上げたい。


将来的には、僕自身が身につけた開発管理手法を整理して、
世界中のシステムの開発者に提供する事が出来れば、
世の中の情報システムの品質を上げる事に寄与できるのでは、と考えている。


その一歩として、システムの品質を上げるために出来ること。
ずっと、その模索を続けている。


On the Jobで模索を行うこともあるが、
机上でもスタディはする必要がある。
どちらが欠けてもダメだと思う。


机上でのスタディの参考に出来るもの。
書籍が主だが、
オープンソースのプロジェクトの開発管理手法なども大いに参考になる。


例えば、オープンソースの開発を支えるインフラを提供するSourceForgeの
サービスが提供するプロジェクト管理ツールも一つの参考になる。


SourceForge
 http://sourceforge.jp/


また最近、Googleも同様のサービスを開始した模様。


Project Hosting on Google Code
 http://code.google.com/hosting/


このようなサービスを見ていて感じることは、
開発管理手法を実践するためには、
手法だけでなくこのようなインフラがすぐに使える環境があることが重要。
すぐに使えるというのは、
 1. インフラの構築が不要
 2. 使う人に対しての教育が不要
と言う二つの意味を含んでいる。


僕は今まで、この「すぐに実践できる」という部分の発想が弱かったのかな。
そんな風に感じた。
PMBOK(ProjectManagementBodyOfKnowledge)に書かれているような、
管理手法だけではなく、「すぐに実践できる」開発管理手法。
もっと、考えてみる必要があるのではないかと思う。