僕は、昨年からビジネス・スクールに通っているのですが、
経営学の世界ではフレームワークというものが頻繁に登場します。


ところで、このフレームワークというもの、
ビジネス以外の世界にも多々、存在します。
そこで、文芸創作のフレームワークを思い出しました。


ここで、ファンタジー小説を創作するためのフレームワーク
「ファンタジーの二項式」を紹介します。


元ネタは以下の本になります。
 ジャンニ・ロダーリ「ファンタジーの文法―物語創作法入門」


「ファンタジーの二項式」とは、
関係の無い言葉を2つ上げて、それらを接近させると異常な状態になり
ファンタジックな物語を生み出すことができると言う創作手法です。


例えば、ルイス・キャロル「不思議の国のアリス」の場合、
「懐中時計」と「うさぎ」から、
「英国紳士のような正装をしたうさぎが、遅れてしまうと急いでいる」
という物語が創作されています。
(ルイス・キャロルが、このように考えて創作したかは不明ですが)


この手法を使って僕が昔書いた小説が、次の小説です。
 http://t-mikami.net/lit/novel/1997/1997032601.html
便利なもので、このような手法で誰でも簡単にファンタジーが作れる訳です。