秀丸エディタをアウトラインプロセッサ風に使う設定メモ
このエントリは、
秀丸エディタをアウトラインプロセッサ風に使う設定の個人的なメモです。
過去に何度もいろいろなアウトラインプロセッサを試したのですが、
使い慣れたエディタを変えることができなくて、
結局、エディタのアウトライン機能を使っています。
章立てを決めて文章を書く用途に限れば、
エディタのアウトライン機能で十分なのかなと、近頃は思っています。
そのような背景もあり、個人的な備忘録をかね、
ここでは、秀丸エディタで私が使っている設定を紹介します。
高度なアウトライン機能 | 秀丸エディタの紹介(Ver8.00対応版)(高度なアウトライン機能) https://hide.maruo.co.jp/software/hidemaru8/outline.html
ちなみに、アウトライン機能自体はサクラエディタやmi等にもあります。
以下の流れで説明します。
- デザインの設定
- 行の強調とアウトライン解析の設定
- フォントの設定
- おまけ: WSLからの起動設定
デザインの設定
配色はSolarized Lightが好みなので、Solarized Lightに設定していきます。
Solarized
https://ethanschoonover.com/solarized/
秀丸エディタ用のSolarized Lightの設定ファイルを作成されている方がいたので、
有り難く使わせて頂きます。
Harurow/Hidemaru-Settings | GitHub
https://hide.maruo.co.jp/lib/hilight/hidemaru-settings-master.html
solarized-light.hilightをダウンロードして、
「ファイルタイプ別の設定」→「デザイン」→「保存・読込」→「読み込み」と遷移し、
「設定ファイル用フォルダ」の場所にsolarized-light.hilightをコピーした後、
solarized-light.hilightを読み込ませます。
このままでは、
アウトラインペインの文字色と背景色が揃ってないので、
「ファイルタイプ別の設定」→「デザイン」→「アウトライン解析の枠」を選んで、
背景色:「FDF6E3」・文字色:「657B83」に指定します。
※アウトライン解析は「ウィンドウ」→「アウトライン解析の枠」で表示/非表示を切り替え。
アウトライン表示で使う行の強調のデザインも調整しておきます。
「ファイルタイプ別の設定」→「デザイン」を選んで、
それぞれ、次のように設定します。
- 行の強調1 背景色:「EEE8D5」・文字:「ボールド」
- 行の強調2 背景色:「F4EDD9」・文字:「普通」
- 行の強調3 背景色:「F7F0DC」・文字:「普通」
- 行の強調4 背景色:「FDF6E3」・文字:「下線」
行の強調とアウトライン解析の設定
アウトラインプロセッサ風に使うために、「行の強調」と「アウトライン解析」を設定していきます。
正規表現を使って、アウトラインと基準となる行を決めます。
ここでは、
第一階層から順に「■」「◆」「▼」「●」で始まる行をアウトラインとします。
「ファイルタイプ別の設定」→「デザイン」→「強調表示」を選んで、次の設定を行います。
- 文字列「^■」・検索方法「正規表現」・表示方法「行の強調1」
- 文字列「^◆」・検索方法「正規表現」・表示方法「行の強調2」
- 文字列「^▼」・検索方法「正規表現」・表示方法「行の強調3」
- 文字列「^●」・検索方法「正規表現」・表示方法「行の強調4」
最後に、アウトライン解析の階層と行の強調を対応づけます。
「ファイルタイプ別の設定」→「アウトライン」→「解析」を選んで、次の設定を行います。
- LV「1」・種類「強調表示」・内容「行の強調1」
- LV「2」・種類「強調表示」・内容「行の強調2」
- LV「3」・種類「強調表示」・内容「行の強調3」
- LV「4」・種類「強調表示」・内容「行の強調4」
フォントの設定
フォントも好みのものに変更しておきます。
ここでは「源真ゴシック等幅 Regular」を利用したいと思います。
源真ゴシック | 自家製フォント工房
http://jikasei.me/font/genshin/
上記のサイトからダウンロードして、フォントをインストールします。
Windowsの「設定」→「個人用設定」→「フォント」からインストール出来ます。
Windowsにフォントをインストールした後、
「ファイルタイプ別の設定」→「フォント」を選び、
「源真ゴシック等幅 Regular」に変更します。
以上の設定で、次のようなアウトライン表示が出来ます。
左側の枠は、「ウィンドウ」→「アウトライン解析の枠」で表示させます。
「アウトライン解析の枠」では、章や節などをドラッグ&ドロップで移動させることも可能です。
おまけ: WSLからの起動設定
ついでに、WSLのbashから秀丸エディタを起動できるようにしておきます。
「~/.bashrc」に以下の行を追記します。
function hidemaru() { "/mnt/c/Program Files (x86)/Hidemaru/Hidemaru.exe" $(wslpath -w $1) 2> /dev/null; }
※Cドライブ決め打ちしていますが、そこは環境にあわせてください。
これで、次のようにして秀丸エディタを開くことが出来るようになります。
$ hidemaru (ファイル名)
以上。