UTF-8のCSVファイルをExcelで開くときに、
「インポート」メニューからエンコード・区切りを指定して読み込むのが面倒だったので。
Finderのコンテキストメニューに「ShiftJISに変換してCSVを開く」を追加して、
これを選ぶとUTF-8のCSVファイルをExcelで開けるように設定してみたので、
その手順のメモを残しておきます。

利用イメージ

FinderでUTF-8のCSVファイルを選択して、
コンテキストメニューから「ShiftJISに変換してCSVを開く」を選びます。

以下のようにExcelでファイルが開きます。

設定方法

「CSVをnkfでShift-JISに変換してからExcelで開く」
という処理を書いたシェルスクリプトを、Automatorでサービスとして作成します。

nkfのインストール

homebrewでnkfをインストールします。

$ brew install nkf

Automatorでサービスを作成

Automatorを起動し、新規作成で「サービス」を指定し、選択を押下します。

各項目を以下のように設定します。

  • “サービス"は次の選択項目を受け取る:ファイルまたはフォルダ
  • 検索対象:Finder

アクションで「シェルスクリプトを実行」を選択して追加。

各項目を以下のように設定します。

  • シェル: /bin/bash
  • 入力の引き渡し方法: 引数として

スクリプトは以下の内容を設定します。

#!/bin/bash
fname=$(basename "$1")
mkdir -p /tmp/sjis_csv/
rm -rf "/tmp/sjis_csv/$fname"
/usr/local/bin/nkf -s "$1" > "/tmp/sjis_csv/$fname"
chmod -w "/tmp/sjis_csv/$fname"
open "/tmp/sjis_csv/$fname"

メニューで、ファイル→保存を選び、サービスの名前を「ShiftJISに変換してCSVを開く」にして保存します。

Automatorを終了します。

参考記事

Finder のコンテキストメニューに「Visual Studio Code で開く」を追加する | Qiita
https://qiita.com/hiroyuki7/items/a3fcdf943c313473ecee