Slack等のチャットツールは便利な面もあるけれど、
チャットの中だけで物事が進んでしまい、
課題管理ツールが放置されて状況が分からなくなってしまったり。
そんな状況だから、チャットのログをみんなが全て追わなければならなくなってしまったり。

もう2,3年ほど前になるだろうか?
とある開発チームのマネジメントをしている友人と、
このような問題点を、半分愚痴りながら話したことがあった。

あれから、Slackはますます普及した。
けれど、普及すればするほどSlackというツールが煩わしくなっていく。

Slackが普及し始めた頃は、
冒頭で上げたような課題を意識しながら使える、
比較的リテラシの高い人だけが使っていたのだろうけれど、
多くの人が使えば使うほど、このような課題は意識されなくなっていく。

Slackで書いたことは流れてしまうので、
相手が見ていない可能性も多分にあるのは常識だと思うのだけれど。
近頃は、Slackで書いた=読んでない方が悪い、等と言う人も増えてきたように思う。

電話にしても、メールやメーリングリストにしても、
世に出てきた当初は、非常に便利で感謝していたはずなのに。
普及してくると、仕事やプライベートの時間を邪魔する煩わしい存在に変わっていく。

使う人次第というのが答えなのは、分かっているけれど。

Slackで夢のように幸せなコミュニケーションを手に入れたはずなのに…
なのに、どうして、こうなっちゃうんだろう…