WindowsとLinuxにおけるApacheJServのセットアップ
ここでは、サーブレットを動作させる環境の一つとしてApacheJServのセットアップを解説します。
ApacheJServについて
ApacheJservとはTheJavaApacheProjectで作られている、JavaSoft JavaServletAPIs 2.0に対応した100%PureJavaのServletEngineです。もちろんその名前の通りApacheと共に使用します。Apache、 ApacheJServ共に無償なので、利用しやすい環境だと思います。ただし、現時点ではJavaServletAPIs2.1に対応していないので、 2.1の新機能を使ってみたいという方は、ApacheJServのヴァージョンアップを待つか、他の環境を利用しなければなりません。また、TheApacheJServProjectのホームページには外部モジュールとしてJSSI、Cocoon、GNUJavaServerPagesなどが紹介されているので必要に応じて利用すると良いでしょう(もちろんこれらのモジュールはApacheJServ以外のサーブレットエンジンでも利用できます)。
ApacheJServのセットアップ ~UNIXの場合
UNIXの場合のApacheJServのセットアップの仕方を解説します。
ApacheとApacheJServとJSDKのダウンロード
ApacheはThe Apache Software Foundation(日本でのミラーサイトはInfoscienceなど)から、ApacheJServはJavaApacheからダウンロードできます。ここでは、Apache1.3.9とApacheJServ1.0(ファイル名は’apache_1.3.9.tar.gz’と’Apache_JServ_1.0.tar.gz’)を利用します。また、JSDK2.0をまだ持っていない方はSunのServletのページからダウンロードして下さい。このヴァージョンのApacheJServを使う場合は必ずJSDK2.0(ファイル名は’jsdk20-solaris2-sparc.tar.Z’)を利用して下さい。
JSDK2.0の展開
ダウンロードしたJSDK2.0を展開します。以下の例は、ダウンロードしたファイルが/fooの下にあり、/usr/localに展開する場合。
$ cd /usr/local~
$ tar xvfz /foo/jsdk20-solaris-2-sparc.tar.Z
ApacheとApacheJServの展開
ダウンロードしたApacheとApacheJServを展開します。以下の例は、ダウンロードしたファイルが/fooの下にあり、/usr/local/srcに展開する場合。
$ cd /usr/local/src
$ tar xvfz /foo/apache_1.3.9.tar.gz
$ tar xvfz /foo/Apache_JServ_1.0.tar.gz
ApacheのConfigure
ApacheのConfigureを行います。以下の例はApacheを’/usr/local/apache’にインストールする場合です。
$ cd /usr/local/src/apache_1.3.9
$ ./configure --prefix=/usr/local/apache
ApacheJServのConfigure
ApacheJServのConfigureを行います。以下の例はApacheJServを’/usr/local/jserv’にインストールする場合です。
$ cd /usr/local/src/ApacheJServ-1.0
$ ./configure --with-apache-src=/usr/local/src/apache_1.3.9 --prefix=/usr/local/jserv --with-jsdk=/usr/local/JSDK2.0/lib/jsdk.jar --enable-apache-conf
ApacheJServのMAKE
ApacheとApacheJServのMAKEを行います。
$ cd /usr/local/src/ApacheJServ-1.0
$ make
$ make install
$ cd /usr/local/src/apache_1.3.9
$ make
$ make install
httpd.confの設定
httpd.confの設定を行います。ディフォルトのhttpd.confにApacheJServの設定を加えます。
$ cd /usr/local/apache/conf
$ mv httpd.conf httpd.conf.backup
$ cat httpd.conf.backup + /usr/local/src/ApacheJServ-1.0/conf/httpd.conf > httpd.conf
jserv.propertiesの設定
jserv.propertiesの設定を行います。まずjserv.propertiesをapacheのconfファイルと同じ場所にコピーします。
$ cp /usr/local/src/ApacheJServ-1.0/conf/jserv.properties /usr/local/apache/conf
そして、zone.propertiesの場所を設定します。jserv.propertiesの100行目あたりを以下のように書き換えて下さい。
root.properties=/usr/local/apache/conf/zone.properties
zone.propertiesの設定
zone.propertiesの設定を行います。まずzone.propertiesをapacheのconfファイルと同じ場所にコピーします。
$ cp /usr/local/src/ApacheJServ-1.0/conf/zone.properties /usr/local/apache/conf
そして、repositoryの場所を設定します。zone.propertiesの25行目あたりを以下のように書き換えて下さい。ここでは、’/usr/local/JSDK2.0/example’以下をサーブレットのディレクトリに設定しています。
repositories=/usr/local/JSDK2.0/examples
Apacheの起動
Apacheを起動します。
$ /usr/local/apache/bin/apachectl start
ApacheJservの起動
ApacheJservを起動します。
$ export CLASSPATH=/usr/local/JSDK2.0/lib/jsdk.jar:/usr/local/jserv/lib/ApacheJServ.jar:$CLASSPATH
$ java org.apache.jserv.JServ /usr/local/apache/conf/jserv.properties &
※本当は、Apacheを起動すると自動的にApacheJservも起動するはずなのですがなぜか起動しないので、手動で起動させました。
動作の確認
最後にサーブレットが動作するかどうかを確認します。サーバを起動したのと同じコンピュータでWebブラウザを起動し、Locationを ‘http://localhost/‘と指定します。すると、‘It Worked! The Apache Web Server is Installed on this Web Site!‘とかかれたトップページが現れます。これでApacheが動作していることが確認できたので、次はサーブレットが動作するかどうかを確認します。Locationを’http://localhost/servlets/SimpleServlet’と指定して下さい。すると’Simple Servlet Output’と書かれたページが現れます。これで、ApacheJServの動作が確認できました。
ApacheJServのセットアップ ~Windowsの場合
Windowsの場合のApacheJServのセットアップの仕方を解説します。
ApacheとApacheJServとJSDKのダウンロード
ApacheはThe Apache Software Foundation(日本でのミラーサイトはInfoscienceなど)から、ApacheJServはJavaApacheからダウンロードできます。ここでは、Apache1.3.9とApacheJServ1.0(ファイル名は’apache_1_3_9_win32.exe’と’Apache_JServ_1_0.exe’)を利用します。また、JSDK2.0をまだ持っていない方はSunのServletのページ]]からダウンロードして下さい。このヴァージョンのApacheJServを使う場合は必ずJSDK2.0(ファイル名は’jsdk20-win32.exe’)を利用して下さい。
JSDK2.0の展開
ダウンロードしたJSDK2.0を展開します。「スタートメニュー」→「ファイル名を指定して実行」でダウンロードしたファイル(‘jsdk20-win32.exe’)を実行します。後はインストーラの指示に従ってください。
Apacheのセットアップ
Apacheのセットアップを行います。「スタートメニュー」→「ファイル名を指定して実行」でダウンロードしたファイル(‘apache_1_3_9_win32.exe’)を実行します。後はインストーラの指示に従ってください。
ApacheJServのセットアップ
ApacheJServのセットアップを行います。「スタートメニュー」→「ファイル名を指定して実行」でダウンロードしたファイル (‘Apache_JServ_1_0.exe’)を実行します。後はインストーラの指示に従ってください。インストール途中のいくつかの質問がありますが、JDK1.2.2、JSDK2.0、Apacheをそれぞれ標準の状態でインストールした場合は以下のように答えます。
質問と答え
JVM(‘java.exe’)の場所: C:\jdk1.2.2\bin
jsdk.jarの場所: C:\JSDK2.0\lib
apache.exeの場所: C:\Program Files\Apache Group\Apache
httpd.confの場所: C:\Program Files\Apache Group\Apache\conf
Apacheの起動
Apacheを起動します。今までの説明通りにセットアップをしていればApacheの起動と同時にApacheJServも起動します。「スタートメニュー」→「プログラム」→「Apache Web Server」→「Star Apache」で起動します。起動に成功すると以下のようなメッセージが表示されます。(全く同じに表示されるとは限りません)
Apache/1.3.9 (Win32) ApacheJServ/1.0 running...
動作の確認
最後にサーブレットが動作するかどうかを確認します。サーバを起動したのと同じコンピュータでWebブラウザを起動し、Locationを ‘http://localhost/‘と指定します。すると、‘It Worked! The Apache Web Server is Installed on this Web Site!‘とかかれたトップページが現れます。これでApacheが動作していることが確認できたので、次はサーブレットが動作するかどうかを確認します。Locationを’http://localhost/servlets/IsItWorking’と指定して下さい。すると’Yes, It’s working!‘と書かれたページが現れます。これで、ApacheJServの動作が確認できました。