SEである僕自身が属する情報システム業界。今まで読んだ、様々な業界本と比較すると新しい知識を得られたという面は、非常に少なかった。ただ、よく知っているだけに、今まで自分があまり詳しくなかった部分が合ったということを認識しやすかった。SEとしてのステップアップ(プログラマ→SE→プロジェクトマネージャorコンサルタント)や、IT系の資格などはよく知っているが、中堅のIT企業の得意分野などははっきり言ってほとんど知らなかった。ただこの本でも、さらっとふれられている程度で詳しく調べる必要があれば、別の情報を探す必要があるように思われる。
 実際にこの本を読んでみて、自分が属する業界の業界本というものを読んでみる意味というのは、正直あまり大きくないような気もする。しかし、知っておくべきことが漏れていないかをチェックすると言う意味では一度読んでおいても損はないような気もした。ほとんど知っていることなので、読む時間もあまりがかからないことだし。