プロジェクトマネジメント:最後のドミノを倒せ
物事を考えたり伝える時に、「例え」がよく使われる。
上手い例えかどうかは分からないけれど、
ここでは、プロジェクトマネジメントをドミノ倒しに例えてみる。
プロジェクトには、目的がある。
プロジェクトマネジメントとは、その目的を達成するための管理手法である。
具体的には、プロジェクトの目的を達成するために必要な作業(タスク)を整理し、
その作業の前後関係や必要となるリソースをコントロールすることである。
プロジェクトマネジメントをドミノ倒しに例えてみる。
プロジェクトの目的を、「最後のドミノを倒すこと」と考えてみる。
そして、それぞれのタスクを「個々のドミノ」と考えてみる。
最後のドミノを倒すためには、その一つ前のドミノが倒れる必要がある。
その一つ前のドミノを倒すためには、さらに一つ前のドミノが倒れる必要がある。
さらに一つ前のドミノを倒すためには、・・・・・
プロジェクトにおけるタスクは、ドミノ倒しのドミノのようなもの。
前後のドミノと、常に関連付いている。
プロジェクトマネジメントというドミノ倒しは、
最後のドミノを倒すことがゴールとなるドミノ倒し。
TV番組でやっているような、
ドミノで絵を描いたり、ドミノで音を鳴らしたりして、
観客を楽しませるためのドミノ倒しではない。
目的は最後のドミノを倒すことである。
『最後のドミノを倒すために必要なドミノだけを並べる。』
最後のドミノを倒すために必要の無いドミノは並べる必要はない。
そのドミノが倒れても、倒れなくても
最後のドミノに影響しないようなドミノを並べても仕方がない。
『ドミノは確実に倒れるように並べる。』
倒れにくいドミノを並べてはいけない。
色合いがきれいだとか、倒れた時の音がきれいだとか言うことを
重視する必要はない。確実に倒れることが一番だ。
『目的は最後のドミノを倒すことだ。』
ドミノを並べることは、最後のドミノを倒すための作業である。
あなたの指が届くなら、いきなり最後のドミノを倒しても良い。
もしかすると、最後のドミノは既に倒れているかもしれない。