「時代の流れに一番遅れてついて来るもの」の一つに「ルール」がある。


物事のスタートは混沌、そこに少しずつ秩序が生まれる。
生まれた秩序を守るために、「ルール」ができる。
そこでよく言う言葉、「ルールは後からついてくるもの」。


ところで、近頃「電気通信」関連の「ルール」が見直され、
電気通信事業者の第一種、第二種の区分が無くなったり、
電気通信設備の工事担任者の試験範囲が変わったりしている。


その工事担任者を、僕は2000年に取得しているのだが、
2005年11月から試験制度が変更になるというので、
本屋でちょっと、DD1種2種の試験問題集を立ち読みしてみると、
※ちょっと用語
・工事担任者…電気通信工事(電話工事)の責任者。
・DD…工事担任者の試験区分の一つ、大きくAIとDDの2種類がある。


技術分野で、VoIPとかFTTHとかLANとかの問題が出てる!
(私が受験した時は、ISDNがメインだったのに・・・)
※ちょっと用語解説
・VoIP(VoiceOverIP)…インターネット電話などを実現する技術。
・FTTH(FiberToTheHome)…家庭向けの光ファイバー。NTTのフレッツ光など。
・LAN(LocalAreaNetwork)…構内(一つの敷地の中)での通信ネットワーク。ビル内や大学構内のネットワークなど。
・ISDN(IntegratedServicesDigitalNetwork)…一つの通信回線(電話線)に複数の通信サービスをまとめる技術。一つの電話線で、電話・FAX・インターネットなどが同時に利用できるようになる。


「電気通信業界の変化は速い。」
聞き飽きたぐらい言われていることだけれど、
一番後からついてくる「ルール」さえも、このスピードで変わるんだな。
と、改めて、電気通信業界の変化の速さに驚いた。
IP電話が普及し始めてからまだ5年も経っていないのに、最も保守的な「ルール」が変わるなんてね。


と言うことに驚いている僕は、「時代の流れに一番遅れてついて来るもの」よりも遅れてるのかな?