読み慣れたせいか「オレンジ・ロード」そのものだという感覚は薄れてきた。おそらく、父親や伊福部といった恋敵が、次々と現れたことによって「オレンジ・ロード」の登場人物関係が崩れてきたからだろうと思う。
 しかし恋愛物の小説は面白いんだけど、このメモに書くことがあまりないような気がする。しかしこれがまだ7冊続く。そしてこれ以上恋愛ものを読まないわけではない。