ソフトウェア開発を成功に導くための情報誌と銘打たれた本(ムックかな?)です。以前にXPやUMLなどが特集がされていましたが、vol.4の「要求の仕様化入門」の特集は私にとって非常に有用な特集でした。また、ソフトウェアの開発を行っている方には、ぜひ読んでほしい特集でもあります。
 この特集では、要求定義があいまいであるとソフトウェア開発が上手くいかないというような基本的なソフトウェア工学についてについても触れられていますが、どちらかというと「要求仕様書をどのように書くか」ということを中心に書かれています。後の開発工程での混乱の発生を防ぐためには、どのようなフォーマットで要求仕様書を記述する(この特集では、記述するというよりも整理するといった方が適切と思います)と良いかについてのノウハウが紹介されています。この特集で紹介された手法を読んでみて納得できる部分も多く、実際にソフトウェア開発の現場の方が紹介する方法でもあるので、活用していけるのではないかと思います(私も活用できる部分は活用していこうと思います)。
 また、この特集の著者は、ソフトウェアエンジニアのためのホームページというサイトでさまざまな意見を書いておられるようです。