赤川次郎の有名なシリーズだが初めて読んだ。相変わらず赤川次郎らしい読みやすい本だったが、この本はそれにも増して短編集だったので、さらに読みやすかった。
 この短編の中で、『「若きウィリアム・テル」の悩み』と『独りぼっちの披露宴』の両作品の中で、恋敵同士・恋人同士の偽装というものがあって、男女関係というものをネタにするのがつくづく好きな人だなぁと思った。