聖書その物を読んだのは多分初めてだろう。聖書を読むというと宗教家という感じだが、欧米でキリスト教が一般的に広まっている事を考えると、聖書を読むことはその文化の理解の助けになるに違いないと思ってこの本を手に取った。しかし、聖書という本はちょっと難しいと言うか、一回通読しただけでは訳の分からない本だと思ったのが読んでみた感想だろうか。しかし、「ノアの洪水」や「バベルの塔」といった有名なエピソードは知っていたし改めて実際に読んでみて楽しかった。しかし聖書その物を読むのはちょっとしんどいかも知れないと思ったので、また機会を見つけて聖書物語でも読もうと思う。
 それから、これを読んでいて気になったのは、やたらと語源の説明が多いことだろうか、もっと西洋の言語(ヘブライ語)を詳しく知っていたならその辺りが楽しく読めたのかも知れない。