とうとう、最後まで読んでしまった。今までの話の内容を全てつなげてしまうような結末だが、ちょっと強引すぎると感じた。だって、神様なんて出してしまったら、それこそ切り札みたいな物だから、なんでも有りになってしまうではないか。しかし、パラレルワールドをつなぐと言う無茶苦茶な行為をする円を円自身が罰するというのも面白く、なんだか最高の力を持つ物が無茶苦茶し放題だけど、無茶苦茶できない理性があるという、それって人間も多分そうだろうなと感じるものがあった。
 これだけ読んでみて、やはり漫画の世界だと感じたのは、やはり平井和正だからだろうか。今から思えばこんなにサクサクと読み進められたのは、それが原因か。