少し前に出ていた記事。
この記事を読んで、「恥ずかしくないのかな?」と思った。


パワポもCCメールも禁止「IT断食」で営業件数が6倍に〈AERA〉
 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140206-00000004-sasahi-sci


簡単にいうと、
営業部の社員には一切PCを使わせないようにして、PCが必要な作業は支援部門に担当させたら、
契約数や売上が伸びたという話。
その理由として、PCを使って資料作成などをしている時間は、
「考えて」仕事ができていないので、
PCを使う時間を減らして「考える」時間を増やしたことが要因だと考察されている。



PCを使った方が考えやすい時もあるし、
紙に文字や絵を描いた方が考えやすいときもあるし、
ホワイトボードを使って議論しながらの方が考えやすいときもある。
これらは、すべて道具なんだから使う人の使い方次第のはず。


この記事で言ってることって、
「うちの社員から、PCを取り上げたら、ちゃんと考えるようになった」
ということなので、
「うちの社員は道具の使い方がわかっていない」
と言っているのと同じではないのかなと。
「うちは社員を子供扱いしなければならない会社なんですよ」と、言ってしまっている訳で、
それって本来は恥じるべきことでは? と思ってしまった。


しばしば、
自分の会社の社員を子供扱いとか馬鹿にしたりしている経営者を目にすることがあるが、
経営者自身に魅力があれば優秀な社員が集まってくるはずな訳で、
それって恥ずかしいことなのではないかなぁ、と感じることがある。



私が実際の職場での問題として感じるのは、
オフィスで働いている人が、全員PCを使っている状態が当然で、
PCに向かっていないと仕事をしているように見えない
逆に、PCに向かってさえいれば仕事をしているように見える
という状態が問題なのではないかなぁと思う。


スマホいじってたら、仕事してても仕事してるように見えないし、
色鉛筆並べて紙に何か書いてたら、仕事してても仕事しているように見えないし、
本来は、仕事というものは、
姿勢じゃなくて、アウトプットを基準に考えるべきものだと思う。