スマートフォン向けのサイト制作などなどで、
Android端末の画面キャプチャが必要になることがあります。

GalaxyS2などでは「ホーム」を押しながら「電源」ボタンで、
画面キャプチャを撮ることが出来ますが、
全てのAndroid端末にこのような方法が用意されている訳ではありません。

この記事では、
USBケーブルでWindowsPCに繋いで、画面キャプチャを撮る方法を紹介します。

次の手順で画面キャプチャを撮ることにします。
 1. USBドライバーのインストール
 2. Android SDKのダウンロードとインストール
 3. キャプチャの実行

※一度1~3の手順を実行すれば、
 その後は3の手順だけで画面キャプチャが可能になります。


1. USBドライバーのインストール

まず、Android端末をWindowsPCに認識させるために、
USBドライバをインストールします。

USBドライバのインストール手順は、機種毎に異なるので、
使用する機種にあわせたドライバーをインストールして下さい。

わたしの場合は「HTC J (ISW13HT)」を使っているので、
以下のサイトからドライバーをダウンロードしてインストールしました。

HTC J ISW13HTのサポート
 http://www.htc.com/jp/help/htc-j-isw13ht/

ダウンロードした「htc_sync_setup_3.2.20.exe」を実行すると、
 ドライバのインストール→HTC Syncのインストール
という順でインストーラが動きますが、
ドライバのインストール終了後、
HTC Sync用InstallShieldウィザードへようこそで「キャンセル」しても
大丈夫でした(ドライバはインストールされていました)。

USBドライバインストール後、
USBケーブルでAndroid端末を繋ぐとドライバがセットアップされます。


2. Android SDKのダウンロードとインストール

次に、AndroidSDKをインストールします。
# AndroidSDKに付属するツール(Dalvik Debug Monitor)でキャプチャします。

以下のページから「Download the SDK for Windows」を押下して、
Android SDKをダウンロードします。

Android SDK | Android Developer
 http://developer.android.com/intl/ja/sdk/index.html

ダウンロードしたファイル(installer_r20.0.3-windows.exe)を、
実行してインストーラーを起動します。

インストールの途中でインストール先フォルダが表示されるので、
それはメモしておいてください。
# WindowsXPでユーザ向けにインストールすると
# C:\Documents and Settings<ユーザ名>\Local Settings\Application Data\Android\android-sdk
# にインストールされるようです。

インストール完了後に「SDK Manager」から必要なツールを追加します。

「全てのプログラム」→「Android SDK Tools」→「SDK Manager」で、
Android SDK Managerを起動します。

Packagesから、
 Tools
  + Android SDK Tools
  + Android SDK Platform-Tools
の2つにチェックを入れて、「Install Packages」を押下して追加します。

ここまでで、キャプチャのための環境作りは完了です。


3. キャプチャの実行

2の手順でメモしたインストール先配下に
「tools/ddms.bat」というバッチファイルがあるはずなので、
これをダブルクリックして「Dalvik Debug Monitor」を起動します。

ddms

左上のリストに接続中のAndroid端末が表示されていることを確認して、
「Device」→「ScreenCapture」を選ぶと、
Android端末の画面をクリップボードにコピー、ファイルに保存することができます。