世の中の風潮として、
「少子化は問題だ。もっと子どもを作れるようにしなければ」
という雰囲気があるが。


僕はこの風潮について非常に疑問を感じるのだ。


「少子化ってそもそも問題なんだっけ?」


数が減ると言うことは種の衰退を意味するので、
何となくマズいような気はする。
が、冷静になって考えると、
日本の人口を考えて、
1億3000万人ほどいると思うが、
数を増やさないとマズい(足りない)状況なんだろうか?


CO2(二酸化炭素)の排出量を減らす必要があるのであれば、
むしろ、人口が減った方が好都合なのではないだろうか?
食糧危機とかも考えると、
人口が減る方が良いように思えてならない。


などと言うことを書くと、
年齢構成のバランスが悪いと、若年層の負担が大きくなるとか。
年金が破綻するとか言われそうだけれど。


それって
老後をいかに保障するかという問題であって、
少子化問題ではないと思うのだ。


仮に年金が満額支給できなくても、
老後生活にこまらないような社会を作っていくことができれば、
若年層が過度の負担をしなくてもすむわけで。
子どもを増やす(=年齢構成のバランスをとる)方法以外に、
解決する方法は考えられるはずだ。


労働人口の問題にしても、
まず、生産性向上で対応することを考えるのが素直だと思う。
# 実際に、日本の労働生産性は低い訳なのだから。


さて、
「少子化ってそもそも問題なんだっけ?」


何のために少子化を食い止める必要があるのか?
正直、僕には分からない。


もし年金が問題なのだったら、
親は自分の年金を払わせるために、子どもを産むのだろうか。
そんな親がいるのだとしたら、僕は軽蔑する。


「少子化って問題なのかなぁ」
むしろ、永久に人口が増え続けた方が、
地球がどうなっちゃうんだろうと、心配になってしまうけれど。


# ちなみに、
# 子どもを作りたい人が、子どもを作りにくいという問題はあると思うけれど、
# それは少子化問題とは別問題(少子化問題とは言わない)と考えている。