少し心が病んでいるのかも知れないと思った。


日本経済新聞の土曜版の「日経プラスワン」で、
「モチベーションは、どこから」というテーマでアンケートが行われていた。


上司や先輩の言葉をでやる気が出るのは?という問いに、
『「○○にしか頼めない」など仕事上の信頼感を表す言葉。』
という回答が一位になっていた。


それを見て僕は「?????」と思ったのだ。


この言葉を使う上司の意図って、
面倒な仕事を押し付けるためでしょ。


僕自身はこの言葉を仕事でよく言われたことがあるが、
そうやって特定の部下に仕事を集中させることで、
他の部下がいつまでたっても育たなくなるし、
過剰な負担で部下がうつになるし、
一人だけ働かさせれていると不公平感を感じて会社も辞めてしまう、
と、悪いことばかり。


特定の人間にしかできない仕事なんか無い。
「○○にしか頼めない」などという言葉を使う人は、
他の部下を育成を怠けているだめな管理職だと思う。


安易にこの言葉を使う上司に、ずっと不信感や怒りを覚えていた。


ただ、ふと思ったことがある。
でも、この言葉を仕事以外で言われたら、悪い気はしないのだ。


結果的に辞めてしまった職場だが、
前の会社では、働いている人同士の信頼関係が無かったのだと思う。
みんな、「○○にしか頼めない」という言葉を、
信頼の言葉ではなく、仕事の押し付けの言葉として使っていた。


本来であれば、
互いに信頼しあって仕事ができるのは素晴らしい事だし、
「○○にしか頼めない」という言葉も素晴らしい言葉なのかも知れない。


それを見て「?????」と思った僕は、
少し心が病んでいるのかも知れないと思った。