自分が住む街を好きになること
僕は、自分が住む街を好きになるようにしている。
僕が生まれたのは兵庫県で、
小学校から社会人になって2年目まで、神戸の街で過ごした。
ただ、高校生の頃までは、神戸の街をあまり好きではなかった。
高校2年の時、
阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)がおこった。
神戸の街が、音を立てて崩れた。
その時、悲しかった。
自分が何もできないこと。
どうすればよいかわからないこと。
いろいろな思いがあった。
その中で、特に僕が強く思ったことは、
自分が住む街が、こんな風になるのはとても悲しいのに、
どうして僕は、素直に神戸の街を好きと思っていなかったのかな。
と、言うこと。
それから、僕は自分が住む街を好きになるようにした。
だから、自分が住む街がどんな街なのかを調べたりもするし、
自分が住む街のことを知ろうと思って、よく散歩もする。
だから、
今、住んでいる東京の街のことをもいろいろと調べたりする。
好きだから、もっと好きになりたいから。
時々、地名の由来とか、
そういったことを知っていたりすると、
「どうしてそんなに詳しいの?」
ということを聞かれたりする事があるけれど、
その理由は、今まで書いてきたとおり。
好きだから、もっと好きになりたいから、
好きにならなかったことを後悔したくないから。