自炊(裁断&スキャン)して書籍のPDFファイルを、
以前までは、以下の方法でサイズ縮小していたのですが。

AcrobatでPDFファイルをまとめてOCR&サイズ縮小する手順
https://takemikami.com/archives/1398/

Acrobatもサブスクになり、月額料金がかかるということもあり、
Ghostscriptでサイズ縮小をする方法に変更することにしました。

このエントリでは、その方法のメモをまとめます。

結論から言うと、次のコマンドでファイルサイズ縮小が出来ます。
※「(出力ファイル名)」「(入力ファイル名)」の部分は、対象ファイル名に置き換え。

$ gs -sDEVICE=pdfwrite -dCompatibilityLevel=1.4 -dPDFSETTINGS=/ebook -dNOPAUSE -dQUIET -dBATCH -sOutputFile=(出力ファイル名) (入力ファイル名)

「-dCompatibilityLevel=1.4」と言う部分がPDFのバージョンで、
Acrobatとの対応は、次のページに対応表が載っています。
# Acrobat 5.0以上との互換であれば、1.4にするということです

下位バージョンの Acrobat と互換性のある PDF ファイルを作成する方法(Acrobat 7.0)
https://helpx.adobe.com/jp/acrobat/kb/225938.html

「-dPDFSETTINGS=/ebook」と言う部分が、出力PDFの品質で、
具体的に、どのようなパラメータなのかは、次のページに表形式で載っています。
# 各パラメータは、gsコマンドで個別に変更することも出来ますが、
# タブレットやPCで読む用途であれば、ebookで良さそうに思います。

High Level Output Devices | ghostscript
https://www.ghostscript.com/doc/current/VectorDevices.htm

以上。