オフライン環境でzipからRのパッケージをインストールする手順
ハンズオンイベントなどで、
ネットワーク環境が無い or あってもみんなで一度にダウンロードするとつらい
といった場面では、
Rのパッケージをオフラインでインストールする必要が出てきます。
ここでは、
依存関係の解決を含めたパッケージのzip準備と、
準備したzipからのパッケージインストールの手順を示します。
※Windows環境用の手順です。
基本的に、以下のブログで紹介されている方法です。
このエントリでは、機械的に対応するため、Rのコードでの手続きを紹介します。
miniCRANパッケージを使ってパッケージをオフラインインストールする | データサイエ「ソ」ティストは語る
http://datasciesotist.hatenablog.jp/entry/2015/03/24/004539
パッケージのzipファイルの準備
パッケージのzipファイルを準備します。
この手続きはインターネットに接続して実施する必要があります。
パッケージの依存関係を解決するため、miniCRANを導入します。
install.packages("miniCRAN")
require(miniCRAN)
インストールしたいパッケージを指定してzip(依存パッケージの分も含む)をダウンロードします。
以下のコードでは必要なパッケージとして、dplyr, ggplot2を指定しています。
pkglist <- c("dplyr", "ggplot2") # 必要なパッケージのリストを指定
zipdir <- 'C:/tmp'
download.packages(pkgs = pkgDep(pkglist), destdir = zipdir, type="win.binary")
「C:/tmp」配下にzipファイルが出来るので、
このディレクトリ以下をUSBメモリなどで、インストールしたいPCにコピーします。
zipファイルからのパッケージインストール
インストールしたいPC側の「C:/tmp」配下に、前項で作成したzipファイル群をコピーします。
以下のようにして、「C:/tmp」配下のzipをインストールします。
zipdir <- 'C:/tmp'
ziplist <- list.files(zipdir, pattern=".zip", recursive=T)
pkglist <- as.character(lapply(ziplist, function(f) { paste(zipdir, '/', f, sep="") }))
install.packages(pkglist, repos = NULL, type="win.binary")