気になる日本語:「嫁」
近頃、二次元の世界とかで「俺の嫁」なんて言葉を聞いたりするが、
最近この「嫁」という言葉の使い方が気になっていたりする。
実はこの「嫁」という言葉だが、
①男性の配偶者の女性を指す場合
②息子の配偶者を指す場合
③家に嫁いで来た女性を指す場合
など、様々なパターンで使われることがある。
# どれも非常に近しい意味だが、
「俺の嫁」は①のケースだと思うが、
「うちの嫁」は③のケースになる。
「嫁においで」とか、「嫁に行く」は①とも③ともとれる。
「嫁の貰い手」というケースは①だろうか、
「嫁姑」の場合は②のケースだ。
単に「俺の嫁」という言葉を②のケースで使っていたら怪しいなと思って、
ちょっと「嫁」という言葉について考えてみたのだが、
「嫁」という言葉は意外にいろいろなケースで使われるのだなと感じた。
こんな風に考えてみると、
結婚したての女性はいろいろな人から「嫁」という言葉で呼ばれる。
だから残念だが、
「俺の嫁」という言葉で独占欲のようなものを示してみても、
「嫁」という言葉を独占することは難しいのかも知れない。